千葉袖ケ浦パワー
総出力200万キロワット(70万キロワット級×3基)
九州電力にとっては、営業エリア外に設ける初の火力発電だったが、燃料価格の高騰が続く現状では先行きが見通せず、大規模な投資は難しいと判断した。
これを受け、合弁相手の東京ガスは、LNG火力発電所の開発検討を引き続き進めていくと発表した。再生可能エネルギーの導入に欠かせない調整力として期待される LNG 火力発電所への投資を通じて、電力の安定供給に貢献し、責任あるトランジションを実現するとしている。
当初、両社と出光興産が同地で石炭火力発電を計画したが、取りやめとなり、2社がLNG火力の計画を進めていた。
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九州電力、出光興産、東京ガスの3社は2015年3月27日、千葉県に大型の石炭火力発電所を建設することで合意したと正式発表した。
3社が均等出資し、出光が千葉県袖ケ浦市に持つ貯炭場に隣接する約30ヘクタールの遊休地に最大で100万kWの石炭火力2基を建設する。
投資額は4千億円規模の模様で、2020年代中ごろの稼働を目指す。
九電が管外に発電所を造るのは初めて。電力小売り全面自由化後の需要をにらみ、発電でも首都圏への参入が本格化する。
2015年5月、3社の共同出資により、「千葉袖ケ浦エナジー」が設立された。
2015/4/22 首都圏向け、火力発電計画 相次ぐ
しかし、3社は2018年1月31日、石炭火力発電所について、十分な事業性が見込めないとの判断に至り、共同開発を断念すると発表した。
その後、2019年9月2日付けで九州電力及び東京ガスが同地点で燃料種別をLNGとした火力発電所の開発検討を進めるため、 「千葉袖ケ浦パワー」を設立した。出光は、参画していない。
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