OPECプラスは6月2日、オンライン会合を開き、今後の原油の生産量を協議した。7月の減産縮小(=生産増)を本来の43.2万バレルから64.8万バレルに増やし、8月で減産を終了する。
OPECプラスは2021年7月18日の閣僚協議で、協調減産を8月から毎月日量40万バレルずつ縮小すると決めた。減産縮小は当時の約580万バレルの減産が解消するまで続け、「22年9月末までに生産調整を終了するよう努める」とした。
OPECプラスは各国の生産枠を2022年5月に下記の通り変更した(2021/7 決定)。この結果、5月、6月については各43.2万バレルの減産縮小を行なった。
これを続ければ9月で減産が終了するが、今回、9月の最後の縮小分の43.2万バレルを7月と8月に均等配分し(各月プラス21.6万バレル)、各64.8万バレルとした。
各国の生産枠は2022年5月以降、修正された。
2021/7/20 OPECプラス、8月から2022年末まで減産縮小で合意
各国の生産枠と、IEAが発表した生産能力、生産実績は下記の通り。3月時点では生産は枠未達となっている。
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