韓国の国産ワクチン、8月末に出荷

| コメント(0)

韓国のバイオ医薬品メーカーのSK BioScienceは、新型コロナウイルスの国産ワクチン スカイコビワン(SKYCovione)の量産を始めた。韓国防疫当局と供給契約を結び、8月末に出荷する。

東部の安東市で生産し、今後2年間で1000万回分を供給する契約を政府と結んだ。

欧州当局にも承認を申請しており、国際的な枠組み「COVAX」を通じ、世界各地への供給を目指す。

満18歳以上の成人4037人を対象にしたグローバル臨床3相の結果、ワクチン接種後、中和抗体が4倍以上上昇した対象者の割合を意味する抗体転換率が98%以上であることが確認された。 中和抗体も接種前に比べて33倍増加し、対照ワクチンと比べて3倍高い中和抗体が形成された。

安全性の側面でも対照ワクチンに比べ、類似した水準で異常反応率を示し、臨床試験期間中に特別な安全性問題が報告されなかった。

ーーー

韓国のバイオ製薬企業Celltrion グループは2021年11月、同社のモノクローナル抗体治療薬「レッキロナ:Regkirona」(Regdanvimab)が新型コロナ治療薬として欧州委員会から承認されたと発表した。

第3相臨床試験で、入院または死亡のリスクを72%低減することが示された。

既に韓国でも承認済みで、インドネシアとブラジルで緊急使用認可を得ている。同社は現在、世界30カ国以上の規制当局とも協議中で、世界市場での提供を進めている。


SK BioScienceは7月13日、SKY Covioneを追加接種(ブースターショット) した時、オミクロン(BA.1)に対する免疫反応が現れたと明らかにした。

健康な成人81人を対象に基礎接種(2回)後、7ヵ月が過ぎた時点で、追加接種した結果、オミクロン株を中和して予防効果を誘導できる中和抗体価が2回接種直後と比べ、25倍増加した。
また、2回接種後、7ヵ月経過時点(ブースターショット接種直前)に比べ、72倍高かった。

コメントする

月別 アーカイブ