米議会、つなぎ予算を可決

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米上院は9月27日夜、つなぎ予算案に関する手続き上の採決を行い、72対25の賛成多数で可決した。

成立しなければ一部の政府機関が10月1日に閉鎖される恐れがあるが、民主党トップのシューマー院内総務が採決直前に、共和党が反対している天然ガスパイプラインや送電線などエネルギー関連事業の認可を加速する項目を削除し、超党派の支持を取り付けた。

  共和党 民主党 民主系 合計
無所属
賛成 22 48 2 72
反対 25 25
棄権 3 3
合計 50 48 2 100

12月16日まで前年度水準の歳出を可能にするもので、124億ドル規模のウクライナへの軍事・経済支援、光熱費補助の10億ドル、 西部の山火事やケンタッキー州の洪水、南東部のハリケーンなどの天災への緊急支援188億ドルが盛り込まれている。

下院は9月30日、賛成多数で可決した。

バイデン大統領は同日、これにサインし、 政府機関の閉鎖は回避された。



付記

米議会上院は12月15日、連邦政府の予算執行を維持するための「つなぎ予算」の期限を実質的に1週間延ばし、12月23日までとするための法案を可決した。すでに下院を通過している。

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