中国、人民元基準値算出で逆周期因子を再導入

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人民元安が続くが、中国人民銀行は9月29日から基準値の算出に「逆周期因子」を加えたと報じられた。

9月28日の16:30時点のレートは7.2458元であったが、9月30日の基準値は7.0998元、16:30時点は7.0931元と元高になった。

付記 その後の動き  実績は元安になっても、基準値は横這い。

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中国人民銀行(中央銀行)は2017年5月26日、人民元の対米ドル取引の基準値の決定に新たな手法を導入すると発表した。

新たに反循環的要因(counter-cyclical factor:中国語で「逆周期因子」)を勘案する。counter-cyclical factorとは変動抑制を意味し、前日の相場が大きく変動した場合でも、基準値の変動を緩やかに抑える仕組みとされる。

  「逆周期因子」:

前日の相場変動のうち、どれだけが実需による値動きかを算出する。実需に拠らない変動は除外する。

実需による値動きに「マイナス3分の2」をかけたものが激変緩和要素となる。

従来は実需の値動きをほぼそのまま反映させていたが、今後は実需の値動きの1/3だけを反映させる。

架空の例で、基準値6.70元/$に対し、実績が6.60元と、0.10元の元安となったとする。
従来なら、6.60元近くに設定していたが、今後は差の1/3だけを反映させ、6.7
33元とする。

2017/6/5   中国、人民元の中心レート設定方法を変更

2017/6/26  新しい人民元基準値の設定方法

中国人民銀行は2018年に入り、2017年から実施してきた人民元の高値誘導を緩和した。

しかし、2018年6月頃から急落、8月には2017年1月の最安値に近づいた。

中国人民銀行は8月24日遅く、銀行各行が人民元の中心レート設定において「反循環的」要因を再導入したことと明らかにした。2020年10月まで続けた。

今回で3回目の導入となる。

9月28日の16:30時点実績は7.2458元、一時 7.2491元で、2008/1月以来14年半ぶりの安値となり、9月29日も実績は7.2000元であったが、9月30日は基準値が7.0998元、16:30時点実績が7.0931元と元高になった。

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