ロシアー北朝鮮貨物鉄道が再開

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ロシア鉄道は11月2日、極東沿海地方のハサン駅から北朝鮮に向けて2020年初頭以来となる貨物列車が出発したと明らかにした。

ウマ30頭を載せた貨物列車が北朝鮮側の豆満江駅に向かった。

新型コロナ流行前の2019年にはロシア側から5万トン超の貨物が輸出されていたが、北朝鮮側の新型コロナウイルス対策で中断していた。

バラノフスキー・ハサン鉄道はロシア連邦沿海地方のバラノフスキー駅とハサン駅を結ぶ全長240kmの鉄道で、ハサン駅からは国境の豆満江を越えて北朝鮮の豆満江駅に直通している。

ロシア極東の沿海地方の発表によると、サハリン州知事と北朝鮮のロシア駐在大使が9月8日にウラジオストクで会談し、貨物列車の運行再開を決めた。

北朝鮮としては、「ゼロコロナ」政策をとる中国との間で貨物列車の運行再開のめどが立たず、国内経済が打撃を受ける中、ロシアからの物資の調達を急ぎたい考えだとみられる。

アメリカ政府の高官が9月に、ロシアがウクライナで使用するため、北朝鮮から数百万発のロケット弾や砲弾の購入を進めているという見方を明らかにしたほか、ロシア外務省の高官が北朝鮮に石油や石油製品の提供を再開する用意があると述べるなど、ウクライナ侵攻後の両国の関係強化の動きが目立っている。

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