米国中間選挙 下院選も未確定

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米中間選挙は11月8日に投開票された。

上院については、既報の通り、ジョージア州で過半数を得た候補者がいないため、12月6日に決選投票を行う。

共和党 民主党 民主系
無所属
合計 未定
選挙前 50 48 2 100  
非改選 30-1 34 2 65
改選 20 14   34
引退補選 1     1
選挙結果 19+1 14   34 1
合 計 49 48 2 99 1

50

ジョージア州で民主党が勝つと、無所属を含め51票となり、West Virginia州選出のManchin議員の反乱があっても、副大統領の最終票で勝つことが出来る。


下院については、現時点で2選挙区が接戦で、未確定である。

  共和党 民主党 欠員 未定 合計
選挙前 212 220 3   435
結果 220 213   2 435
増減 8 -7 -3 2  
過半数 218        

付記 

・カリフォルニア 第13区は共和党候補の勝利が決まった。

・今回当選したバージニア州の民主党 Donald McEachin が11月28日に死去した。当面 欠員で、追って特別選挙を実施する。

・この時点で、共和党221、民主党212、未定1 、欠員1



日本時間 12月2日 17時 時点

 ① カリフォルニア州· 第13区  開票率 99%
共和党 John Duarte 66,871票
民主党 Adam Gray 66,272票
差異 599票
 
 ② コロラド州 第3区 開票率 99%
共和党 Lauren Boebert 163,842票
民主党 Adam Frisch 163,292票
差異 550票

 


カリフォルニア州の場合、郵便投票の比率が非常に高い。この場合、それぞれの投票について、投票の署名が選挙人登録の署名と合致するかどうかをチェックする必要があり、非常に時間がかかる。

11月28日時点でカリフォルニア州全体で244,003株が未確定で、そのうち、184,989 票が郵便投票によるものである。カリフォルニア州では最終確定まで1カ月を認めている。

第13区の場合、差が599票しかなく、残りの票で逆転の可能性もあり、未確定である。


コロラド州の場合も大接戦である。しかし、当初、民主党のAdam Frischは敗戦を認め、投票の再計算を求めないと意見表明した。このため、本ブログではその時点で共和党勝利としていた。

しかし、コロラド州選挙管理委員会は11月30日、投票の再計算を命じた。コロラド州では、上位2者の票差が1位の票の0.5%以下の場合、再計算が必要となっている。

現在、差は0.34%しかないため、第3区の全ての票が再計算される。法律により、期限は12月13日となっている。

共和党は既に下院の過半数である218議席を超える220議席を得ており、大勢には影響しない。

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