米電気自動車(EV)大手テスラは3月1日に開いた投資家向けの説明会で、メキシコに新たな工場を建設する方針を発表した。
メキシコのロペスオブラドール大統領が前日の2月28日、テスラがメキシコ北部のMonterreyに新工場を建設すると発表したが、これを確認した。
米南部テキサス州と国境を接しており、テスラが進出するとされる場所は国境まで車で3〜4時間の距離にある。
テスラの新EV工場はカリフォルニア州Fremont、テキサス州Austin、中国・上海、ドイツ・ベルリン に続く、海外3箇所目、世界で5箇所目の自動車生産工場となる。(ほかに、電池工場のNevada Gigafactory でEVトラック「Semi」を生産している。)
EVの生産コスト半減に向けて開発中の次世代プラットホーム(車台)に対応し、米国などへの輸出拠点とする。
主要部品ごとに塗装や内装を施してから完成車に組み立てる新たなプラットホームを採用する。車載電池や駆動装置など主要部品の生産自動化も推し進め、EV1台当たりの製造コストを従来の半分以下に抑えることを目指すという。
投資額や生産開始時期は明らかにしていない。メキシコ政府高官によると投資額は50億ドルを超える見通し。
同社は2030年までに年間2千万台のEVを生産する目標を掲げており、Elon Musc CEOは「全ての工場で生産を拡大していく」と強調した。グローバル生産責任者に就任したTom Zhu氏は、テスラの全世界の年間生産能力が200万台になったと明らかにした。
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Tesla の既存工場は下記の通り。
1) Fremont, California
Model S、Model 3、Model X、Model Y 生産
GMが利用していた工場を2010年に取得し、規模を拡大して2012年からModel Sの生産を開始した。
2) Gigafactory Texas (Austin, TX) 2022年4月7日開所式
Model Y 生産、将来 Cybertruck を生産予定
3) Gigafactory Shanghai
Model 3、Model Y 生産
2018/7/14 Teslaが上海にEV工場建設へ
2019/10/25 Tesla、中国工場の試運転開始
4) Gigafactory Berlin - Brandenburg 2022/3/22 開所式
Model Y 生産 将来は電池なども生産
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Gigafactory Nevada 電池工場 EVトラック「Semi」も生産
2017/1/11 Tesla Motors とパナソニック、「Gigafactory」でバッテリーの生産開始
2023/1/31 テスラ、米ネバダ州でEV電池増産 36億ドルを追加投資 単独投資
Gigafactory New York 太陽光発電
パナソニックとテスラは2016年12月に同工場での共同生産を発表し、2017年夏からバッファロー工場での太陽電池セルとモジュールの生産を 開始した。テスラは2016年8月にSolarCityを買収し太陽光発電事業に参入しており、米国ネバダ州の「ギガファクトリー」における電気自動車用電池の生産と同様、太陽電池でも両社による共同展開を狙いとしていた。
しかし、パナソニックは2020年2月26日、Teslaと共同で運営していた米国バッファロー工場での太陽電池セルおよびモジュールの生産を2020年5月までに停止し、2020年9月に撤退すると発表した。
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