フィンランドで欧州最大級の原発が稼働 

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フィンランド南西部のオルキルオト(Olkiluoto)原子力発電所で4月16日、欧州最大級となる3号機(出力160万キロワット)が本格稼働した。

Olkiluoto 

No.1 1979/10  890 MW 沸騰水型(BWR)
No.2 1982/7 890 MW 沸騰水型(BWR)
No.3 2023/4 1,600 MW 欧州加圧水型炉(EPR)
Loviisa   No.1 1977 488 MW ソ連型加圧水型原子炉VVER-440/213e
No.2 1981 488 MW


フィンランドで新たに原発が本格稼働するのは40年以上ぶり。約18年前に着工。当初予定から14年遅れての通常運転開始となった。

フィンランド産業電力はユニット3の許可申請を2000年12月にフィンランド政府に行い、建設は2005年に始まったが、技術に関する問題が遅延を引き起こした。原子炉の基礎コンクリートの凹凸の発生、下請け工場が規格の水準に達していなかった重い鍛造品を提供などがあり、EPRの特徴である二重封じ込め構造の構築にも時間を要した。

独立した4つの緊急冷却装置や溶け落ちた核燃料を冷却する「コアキャッチャー」と呼ばれる設備など、最新の安全対策を備えている。

ウクライナ侵攻後、ロシアは昨年5月にフィンランドへの電力供給を停止した。フィンランドはスウェーデンやノルウェーから電力を輸入している。3号機はフィンランドの電力需要の約14%を担う見通し。


オルキルオト島では世界で唯一の高レベル放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」が建設中である。

地下およそ520メートルの深さまでトンネルを掘り、そこから横穴を広げ放射性廃棄物を処分する。 2024年下半期には運用を開始、その後2120年頃までの100年間にわたり埋設処分に利用、100年後に施設が満杯になった後は、道を埋めて完全に封鎖する。

プルトニウムの半減期は2万4000年で、生物にとって安全なレベルまで放射能が下がるにはおよそ10万年の月日を要するため、10万年にわたって封鎖され続ける。

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数時間前には、ドイツ最後の原発3基が稼働を停止したばかりだった。

4月15日にドイツで稼働中の最後の原子力発電所3基が停止した。

  2022/8/3 ドイツ政府、年末までに停止予定の最後の3基の原発の稼働延長を検討 付記

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