日本の将来推計人口

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国立社会保障・人口問題研究所は4月26日、長期的な日本の人口を予測した「将来推計人口」を公表した。2056年に人口(外国人を含む)が1億人を下回り、2070年には8700万人となる。

平均寿命は、2020 年の男性 81.58 年、女性 87.72 年が、2070 年には男性 85.89 年、女性 91.94 年に伸びる

2070年には65歳以上の割合が40%近くまでアップする一方、生産年齢人口は2020年の59.5%が52.1%に下がる(3000万人の減)。14歳以下は1割以下が続く。

単位:万人 2020年 2045年 2065年 2070年 合計特殊
出生率
中位仮定 65歳以上 3,603 28.6% 3,945 36.3% 3,513 38.4% 3,367 38.7% 1.36
15~64歳 7,509 59.5% 5,832 53.6% 4,809 52.5% 4,535 52.1%
0~14歳 1,503 11.9% 1,103 10.1% 836 9.1% 797 9.2%

合計

12,615 10,880 9,158 8,700
高位仮定 12,615 11,203 9,885 9,549 1.64
低位仮定 12,615 10,600 8,570 8,024 1.13


合計特殊出生率は
一人の女性が一生に産む子供の平均数

欧米では低迷していた出生率がプラスに転じているが、韓国、中国、日本のアジア3国が下降を続けている。人口の減少は経済停滞につながる。

2023/2/23 韓国の2022年の合計特殊出生率、過去最低の0.78 

今回、2070年の出生率が現状の1.30から1.36へと若干増えているが、日本人女性に限ると上がらず、微増は外国人女性の出産による影響とされる。

出生実数は2021年の831千人が2070年には500千人に減る。

日本人の出生数は
1973年の209万人から2020年の81万人まで減少した。その結果、0~14 歳人口も1980年代初めの2,700万人規模から2020年国勢調査の1,503万人まで減少した。

http://www.mhlw.go.jp/english/database/db-hw/dl/81-1a2en.pdf

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