中国国営新華社通信はTeslaが上海臨港新片区に大型蓄電システム「メガパック」の生産工場を設けると報じた。
4月9日に地元政府との調印式を行った。
同社は2019年から同市内の巨大工場でEVを生産しており、対中投資を一段と強化する。
Gigafactory Shanghai Model 3、Model Y 生産
2018/7/14 Teslaが上海にEV工場建設へ 2019/10/25 Tesla、中国工場の試運転開始
工場は本年第3四半期に建設開始、来年第2四半期に生産を開始する。当初、年間1万台のメガパック、約40GWh相当の蓄電分を製造する予定で、世界中で販売される。
TeslaはEVのほかにも、再生可能エネルギーに不可欠となる蓄電システムを主力事業に位置づけ、Gigafactory New Yorkを持つ。2022年10月にカリフォルニア州Lathropに新しいバッテリーエネルギー貯蔵システムMegapackを開設した。
米国以外にメガパックの生産拠点を設けるのは初めて。
Elon Musk CEO は上海の工場はカリフォリニアで昨年稼働したMegapackを補完するものだとしている。
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・ Gigafactory New York
パナソニックとテスラは2016年12月に同工場での共同生産を発表し、2017年夏からバッファロー工場での太陽電池セルとモジュールの生産を 開始した。テスラは2016年8月にSolarCityを買収し太陽光発電事業に参入しており、米国ネバダ州の「ギガファクトリー」における電気自動車用電池の生産と同様、太陽電池でも両社による共同展開を狙いとしていた。
しかし、パナソニックは2020年2月26日、Teslaと共同で運営していた米国バッファロー工場での太陽電池セルおよびモジュールの生産を2020年5月までに停止し、2020年9月に撤退すると発表した。
・ Megapack Lathrop
能力40GWhで、年間13,000台以上のメガパックの生産が可能。
参考 Tesla 工場一覧 2023/3/6 テスラ、メキシコに新工場
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