Intel、ドイツ・ポーランド・イスラエルに新工場建設

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米半導体大手Intel は6月19日、 同社がドイツ東部Magdeburgに新設する半導体工場に300億ユーロ(約4兆6500億円)超を投資することでドイツ政府と合意したと発表した。2基の先端半導体設備(Fab)を建設する.

2022年3月に工場の建設計画を発表した際の投資額は170億ユーロだった。政府の補助金の増額と引き換えにインテルが投資規模を拡大した。関係者によると、ドイツ政府から100億ユーロ(約1兆5500億円)相当の補助を受けることで双方が合意した。

2022年11月に土地を取得済み。工場は2つ建設する計画で、うち一つは 欧州委員会によるドイツ政府の支援策承認後、4年~5年で最初の設備が生産を開始する見込み。

同社はこのスケデュールを勘案し、当初検討していたよりも進んだ「The Angstrom Era(オングストローム世代)」技術を採用することを検討している。

Intelはプロセス表記ルールの刷新を発表している。Intel 3 の次はIntel 20Aとなる。因みに1A(オングストローム)は0.1ナノメートルだが、Intel 20Aは、サイズが20オングストローム(2ナノ)とは意味しない。  



Intelは6月16日にポーランドのWrocław近辺に最新の半導体組立工場とテスト設備を建設すると発表した。46億ドルを投じる。

既存のアイルランドの Leixlipにあるウェーハ製造施設、今回発表したドイツ東部Magdeburgに新設する半導体工場と組み合わせることで、欧州としては初のエンドツーエンドの最先端半導体製造バリューチェーンを構築する。


Intelはまた、イスラエルに新しい製造工場を建設することで原則合意した。6月18日にイスラエル財務省とネタニヤフ首相によって発表された。

Intelは同社が活動を展開しているイスラエルで「生産能力を拡大する意向」について確認したが、具体的な条件やその他の詳細を明らかにしなかった。

ネタニヤフ首相は、この合意の価値を250億ドルとし、外国からの最大規模の投資であり、イスラエル経済への「信頼の表明」であると述べた。ただ、事情に詳しい関係者1人によれば、この総額には2021年に発表された100億ドルの投資も含まれる。

新工場はテルアビブの南、キリヤットガットにある既存の工場に追加され、2027年までに操業を開始し少なくとも2035年まで継続の予定だと財務省は説明。合意の一環として、インテルのイスラエルでの税率は現在の5%から7.5%になるという。


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