著名投資家のWarren Buffettが率いるBerkshire Hathaway Energyは7月10日、米メリーランド州のLNG輸出プロジェクトCove Point LNGの50%を取得、持ち分を75%とした。残り25%はBrookfield Infrastructure Partnersが引き続き所有する。
ーーー
Dominion Energy Inc の米国メリーランド州のCove Point LNGプロジェクトは2019年4月9日に商業運転を開始した。
Dominion Energyは、住友商事と東京ガスのJVのST Cove Point LLC 、及びインドのGail の米国子会社のGail Global (USA) から受託し、それぞれが持ち込む天然ガスをLNGに加工して供給する。
住友商事は子会社PSEを通じて天然ガスを持ち込む。
東京ガスと関西電力は、2016年4月に合意した「LNG調達における弾力性向上に資する連携」に基づき、需給の変化に柔軟に対応すべく、相互にLNGを交換・融通するなど協力する。
2018/4/18 Cove Point LNGが商業運転開始
ーーー
2019年12月にBrookfield Asset Management がCove Point LNGの持ち分25%を現金20億ドル以上で取得した。
運転資本を除く資本価値を82億2000万ドルと評価した。
買収資産には、Dominion Energy Transmission、Carolina Gas Transmission、Iroquois Gas Transmission (50%持分)に加え、Cove Point LNG(25%持分)がある。
今回、Dominionに残る50%を取得するもので、出資比率の経緯は下記の通り。
当初 2019/12 2020/7 2023/7 Dominion Energy 100% 75% 50% 0% Brookfield 25% 25% 25% Berkshire Hathaway 25% 75%
コメントする