DuPont、ポリアセタール樹脂 Delrin事業を売却

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DuPontは8月21日、ポリアセタール樹脂 Delrin事業の80.1%をプライベート エクイティ会社のTJC(旧Jordan Company)に18億ドルで売却する契約を締結したと発表した。年末には取引が完了する見込み。

ホルムアルデヒドを原料としたポリアセタール樹脂 (POM) Delrin®は1952年頃にDuPontにより初めて合成され、1956年に特許取得、1960年にWest Virginia州のParkersburg工場が完成した。

TJC(旧Jordan Company)は 1982 年に設立された中間市場のプライベート エクイティ会社で、41 年にわたる投資と成長への貢献の実績を持 つ。テクノロジー、通信、電力、物流とサプライ チェーン、消費者製品、ヘルスケアなど、幅広い業界にわたる多くのビジネスを行っている。

DuPontは税引前で12.5億ドルの利益を計上する見込みで、引き続き事業の19.9%を保有する。

DuPontのCEOは「当社が計画していた旧M&M部門からの撤退がほぼ完了する」と述べた。

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DuPontは2021年11月2日に「戦略的レビュープロセス」を発表した。

1)Rogers Corporation 買収

DuPontはエンジニアリング素材メーカーの米Rogers Corporation を約52億ドルで買収することで合意した。

Rogersは電気自動車(EV)や高速通信規格「5G」関連機器向けの高周波用プリント基板材料など、高機能・高付加価値の先端電子部材に特化し、北米、欧州、アジアに計14カ所の生産拠点を持つ。2021年通期の売上高見通しは約9億5000万ドル。

DuPontはEV向け部材など高付加価値製品を成長分野と見なし、事業シフトを進めている。

2) Mobility & Materials segmentの大半の事業の売却

3) これらにより、electronics, water, protection, industrial technologies and next generation automotiveに焦点を当てた高成長、高収益市場での位置を高め、収益向上を図る。

DuPontは2022年2月18日、Celanese Corporationとの間でMobility & Materials (M&M) segment の大半を売却する契約を締結したと発表した。

売却対象は、Engineering Polymers 事業と、Performance Resins and Advanced Solutions business lines のなかの特定の製品ラインで、売却額は現金で110億ドルとしている。

これらの事業の2021年の売上高は約35億ドルで、EBITDA(税引前利益+支払利息、減価償却費)は8億ドルであった。

Mobility & Materials segmentのなかの Auto Adhesives, Multibase and Tedlar® product lines は対象に含まれていない。

この時点で、DuPont は、別某社とアセタールホモポリマーのDelrin® businesss の売却を進めているとしていた。これが今回発表の取引である。

Mobility & Materials segment の製品で売却対象と対象外は下図のとおり。

2022/2/22 DuPont、Mobility & Materials Segment の大半をCelaneseに売却 

なお、上図ではDuPont Teijin Films JV も売却対象に挙がっている。

帝人は2017年10月10日、DuPontと共同で、米国、英国、ルクセンブルグ及び中国のポリエステルフイルム事業の合弁会社4社の所有持分全てをIndorama Netherlands B.V.に売却することを決定したと発表した。

実際には、この売却が頓挫した。この結果、Indoramaに売却する予定であった4か国のJVだけが、いまだに帝人とDuPontの事業として残った形となっている。

2020/2/1 デュポンと帝人、フィルム合弁を再び売却へ

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