DowのAndrew Liveris 会長兼CEOは2月12日、上院の Energy
and Natural Resources Committeeのヒアリングに出席し、無条件の輸出承認に反対する証言を行った。
証言全文
http://www.dow.com/company/insights/pdf/Dow-Senate-Written-Testimony.pdf
会長は、エネルギー産業、製造業、国民の利益を勘案したバランスの取れた戦略をとるよう求めた。
"製造業のルネサンス" についての持論を述べ、天然ガス価格が上昇すると失業が増えると説明し、天然ガスをそのまま輸出するのではなく、米国で加工したうえで輸出すべきだと述べた。
2000年から2009年の間で天然ガス価格は百万BTU当たり約3.50ドルから14.50ドル近くまで上昇し、需要は24%減少した。
この間、製造業の失業は540万人に達した。
日量50億立方フィートの天然ガスを製造業で使用すると、GDPは49億ドル増加し、雇用は直接分とサプライチェーンを通じるものとを合わせると18万人増える。
これに対し、同じ量の天然ガスをLNGに加工して海外に輸出すると、GDPの増加は23億ドルに過ぎず、雇用増は22千人に過ぎない。
参考 2013/1/30 米国の天然ガス輸出論争、激化
2013/2/5 米国の天然ガス輸出規制はGATT違反?
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