米国、インドからの入国を規制

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インド政府は5月1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに40万1993人確認されたと発表した。1日当たりの感染者が初めて40万人を超えた。3523人が死んだ。

バイデン米大統領は4月30日、インドで新型コロナウイルス感染が深刻化している状況を踏まえ、入国規制を導入すると発表した。

5月4日から施行され、過去14日以内にインドに滞在した外国人の大半が米国への入国を禁止される。ただし、米国の永住権保有者とその家族、留学生などの一部の外国人は対象外となる。

現在、他に下記の各国が入国規制の対象となっている。

中国米国保健福祉省は2020年1月31日、緊急事態を宣言、過去14日間以内に中国に渡航した外国人の入国を拒否した。

イラン:2020年2月29日の大統領令で、3月2日以降、感染者が急増しているイランに直近14日間以内に滞在歴のある外国人の入国を停止

欧州各国:
 トランプ大統領は2020年3月11日、新型コロナ感染拡大への対応を発表
 2020年3月13日から
「シェンゲン協定」に加盟する26か国をアメリカ入国の14日前までに訪れた人の入国を拒否
 2020年3月16日から英国とアイルランドを追加

2020/3/13 トランプ大統領、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策を発表 

  ブラジル5月28日以降禁止

◎ トランプ政権は2021年1月18日、シェンゲン圏、英国、アイルランド、ブラジルからの入国禁止を1月26日に解除すると発表したが、バイデン大統領は1月25日、これを取り消した。

  南ア:バイデン大統領は上記発表と同時に新たに南アを禁止対象に加えた。

ブログ https://blog.knak.jp/2021/01/post-2549.html

インド:今回

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米国務省は2021年4月19日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、米国民向けの海外渡航情報(Travel Advisories)を改定すると発表した。新型ウイルスのパンデミックが「旅行者に前例のないリスクをもたらし続けている」としている。

これまで警戒レベルが最も高い「渡航中止勧告」(Level 4 "Do Not Travel")の対象となっていたのは約200カ国のうちケニアやミャンマー、イラク、アフガニスタン、アルゼンチンなど34カ国だったが、今回、世界の約8割の国に拡大、合計153か国とした。

不思議なことに、上記により中国に滞在歴のある外国人の入国を拒否しているが、海外渡航情報の上では中国は日本、ANZ、台湾などと同様に「Level 3 "Reconsider Travel"」に含まれている。

2021/4/24 米、「渡航中止」勧告国 大幅増、日本は含まれず 

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