化学メーカーの3月期決算がほぼ出揃った。
各社の決算状況は https://www.knak.jp/kessan/
下記3社は詳細を既報
売上高
石油化学製品の値上げによる増収が目立つ。
JSRの売上高減少は、 合成ゴム事業を2022年4月1日付でENEOSに譲渡したため。合成ゴム事業を
2021/3月期と2022/3月期の損益は非継続事業損益に含めたため、売上高からは除外された。
営業損益(IFRS方式の企業はコア営業損益を表示)
ほとんどの企業が増益だが、損益が急増している企業もある。 信越化学の増益額は驚異的である。
信越化学はShintechの増益(増設による数量増、売価アップなど)が大きい。ブログ記事参照
三井化学は基盤素材(石油化学等)の増益(+555億円、うち交易条件が+444億円)が大きい。
東ソーはクロルアルカリ(+280億円)、機能商品(+200億円)が増益。
株主帰属損益
前期の日本触媒の赤字は欧米関係の減損(-212億円)、
JSRは(-552億円)エラストマー事業売却に備えての減損(-772億円)や構造改革費用(-102億円)による。
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